ウェブトゥーン翻訳アプリを選ぶなら、ブラウザの拡張機能よりも、スマホのアプリのほうが向いています。理由は単純です。拡張機能はパソコンのタブの中でしか動かないので、スクリーンショットや、紙の単行本を撮った写真、ピッコマやLINEマンガのような公式アプリの中で開いているページには手が届きません。
ただし条件もあります。パソコンでNAVER WEBTOONやKakao Webtoonをそのまま読むだけなら、無料の拡張機能でも十分実用的です。とはいえ、韓国ウェブトゥーンの多くは通勤電車やベッドの上、スマホの画面で読まれています。そここそ、ブラウザ拡張の手が届かない場所です。
ここでは、ふきだし単位の実力を機能ごとに比べてみます。
アプリ、拡張機能、アップロード。何が違うのか
| 方法 | スクショや写真を読める | ふきだしの中で置き換わる | ブラウザの許可が必要 | 縦読みのレイアウトを保つ |
|---|---|---|---|---|
| 縦読み対応のウェブトゥーン翻訳アプリ(Yomiのマンガモード) | できる | 原文が消えて、同じふきだしに大きさの合った日本語が入る | 不要 | 保つ、スクロールしても崩れない |
| ブラウザ拡張機能(翻訳系、ふきだし認識系など) | できない、ブラウザのタブの中だけ | 翻訳文が絵の上に重なることが多い | 訪れる全サイトの読み取りと書き換えの許可が必要 | 崩れやすい |
| クラウドOCRサイト(画像をアップロード) | できる、ただしアップロードが必要 | 置き換わらない、訳文が別に並ぶ | インストールは不要 | サイトによって差が大きい |
どれも悪いツールではありません。ただ、解決する問題が違うだけです。パソコンを閉じたあとまで付いてくるのは、この中の一つだけです。
ブラウザ拡張機能が届かない場所
拡張機能の仕組みはシンプルで、ページをその場で訳すために、開いているサイトのデータを読み取り、書き換える権限をブラウザに渡します。NAVER WEBTOONだけでなく、訪れるすべてのサイトが対象になるので、週に数回しか使わない機能にしては渡す権限が大きすぎます。しかも動くのはブラウザのタブの中だけなので、カメラロールに保存したスクリーンショットも、誰かの単行本を撮った写真も、ピッコマやLINEマンガのアプリの中で開いているページも対象外です。
公式アプリの多くは、そもそも上に重なる翻訳表示を想定していません。読む場所がそこなら、拡張機能はつかむものがないということです。
ふきだしごとに翻訳するアプリの使い方
- 自分が正当にアクセスできる話数を、スクリーンショットするか画像として読み込みます。
- 一枚絵前提のツールではなく、縦読みのウェブトゥーンに対応した翻訳アプリで開きます。
- ふきだしをタップします。ハングルがその場で消え、サイズの合った日本語に置き換わります。
- スクロールしながら、新しいコマが出るたびに同じことを繰り返します。
韓国語も一緒に覚えたい人は、日本語と一緒にローマ字読みを表示する学習モードを使うと、単語の音が自然と耳に残ります。
自分が読める話数を、そのまま日本語に
すでにアクセス権を持っている話数を、自分で読むために翻訳するのは個人利用です。訳した画像を再配布したり、売ったり、正式な配信版のように見せかけたりするのは別の話で、制作したスタジオや配信プラットフォームの収益を奪う行為になります。日本語版がすでに配信されている作品は、そちらを読んでください。自己翻訳は、まだ日本語に届いていない話数のためのものです。
翻訳アプリ選びで多い失敗
- 週に数回しか使わない機能のために、拡張機能へ全サイトの読み取り権限を渡してしまう。
- どこの誰が運営しているか分からないOCRサイトに、まだ公開されていない話数の画像をアップロードしてしまう。
- 一枚絵前提の翻訳ツールで縦読み作品を訳し、どのふきだしが誰のセリフか分からなくなる。
- 日本語版がすでに配信されているかを確認せずに、原文をそのまま訳してしまう。
タブではなく、読んでいるその画面で
ウェブトゥーンは通勤電車やベッドの中で読まれるもので、拡張機能を六つも入れたパソコンの前で読むものではありません。Yomiのマンガモードは、その全部を読んでいる画面の上で済ませます。ページを読み込み、ふきだしをタップし、日本語で読む。原文は消えて、ふきだしの大きさに合わせた日本語がその場に入り、背景の絵はそのまま残ります。縦にスクロールしても訳文が置き去りになりません。アカウントの登録も要りません。アプリと拡張機能の差は、結局そこにあります。片方は実際に読む場所にあり、もう片方は開き忘れがちなタブの中にあります。